歯の「ひび」は自分では見えない。気づいたときには深いことも

鏡の前で口を開けても、虫歯のように黒い穴は見えません。それなのに、硬いものを噛んだ瞬間だけ、歯に電気が走ったように痛む。 この「噛んだときだけ痛い」という症状の裏に、歯のひび(クラック)が隠れていることがあります。ひびは非常に細く、レントゲンにも写りにくいため、見逃されやすいトラブルです。この記事では、歯のひびのサインと、見つけ方・治療の考え方を整理します。
歯のひびが疑われるサイン
虫歯や知覚過敏と似ているのに、どこか違う。それが歯のひびの特徴です。
いちばんの特徴は、「噛むと痛いのに、噛むのをやめると痛みが引く」という点です。この症状が続くなら、虫歯とは別の原因を疑う必要があります。
ひびが入る原因
歯にひびが入る背景には、長年の負担の積み重ねがあります。
特に注意したいのが、神経を取った歯です。神経を失うと歯はもろくなり、さらに金属の土台が入っていると、噛む力が一点に集中してひびが進みやすくなります。実際、抜歯になる歯のおよそ5本に1本は、破折が原因だという報告もあります。
見つけにくいひびを、どう探すのか
ひびは、肉眼では見えないことがほとんどです。レントゲンに写るのは、ひびが広がって骨が溶けた段階になってから。そこで、次のような方法を組み合わせて探します。
「噛むと痛いのに原因がわからない」と言われた経験があるなら、マイクロスコープでの診査を一度受けてみる価値があります。肉眼の何十倍にも拡大して観察できるため、見落とされてきたひびが見つかることがあります。
ひびの深さで、治療は変わる
ひびの治療で大事なのは、どこまで達しているかです。浅い段階なら歯を残せますが、深くなると選択肢が限られます。
歯根まで割れてしまった場合は、残念ながら抜歯が現実的になります。歯の根は、骨折した骨のように自然にくっつくことはありません。放置すると骨が溶け、周囲の歯にも影響が及ぶためです。 だからこそ、浅いうちに見つけることが重要です。噛んだときの違和感や、特定の方向で出る痛みは、早めに相談していただきたいサインです。
今すぐできるセルフチェック
・硬いものを噛んだ瞬間だけ、鋭い痛みがある ・噛む向きを変えると痛みが出たり消えたりする ・以前治療した歯で、原因不明の違和感が続いている ・冷たいものがしみる感覚が、少しずつ強くなっている ・歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがある ひとつでも当てはまる場合は、噛みしめテストやマイクロスコープでの確認をおすすめします。自己判断で様子を見ていると、気づかないうちにひびが深くなることがあります。
足立歯科クリニックでの対応
当院では、マイクロスコープと歯科用CTを使い、肉眼やレントゲンでは見つけにくい歯のひびの診査に対応しています。歯科用CTなら、歯の根の形や周囲の骨の状態まで立体的に把握できます。 治療では、できるだけ歯を残すことを第一に考えます。ひびの深さに応じて、接着による修復や、歯全体を覆う被せ物での補強を検討します。どうしても歯の根が割れている場合のみ、抜歯をご提案します。 なお、神経を取った歯はひびが入りやすい状態です。定期的なメンテナンスで噛み合わせを確認し、負担を減らすことが、ひびの予防につながります。歯ぎしりが気になる方には、就寝時のマウスピースもご案内しています。 平日は19時まで、土・日も診療しています。
大阪市阿倍野区の歯科・歯医者|足立歯科クリニック(土日も診療)御堂筋線昭和町駅スグ
Web予約はこちらから(24時間受付中)
もしくは 06-6655-1615 までお気軽にお電話ください🦷
昭和町駅から徒歩3分の足立歯科クリニックに、お気軽にご相談ください。