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インプラント1本 vs ブリッジ vs 入れ歯。10年後にかかる総額で比べてみた

 

 

歯を1本失ったとき、治療費は最初にかかる金額で比べられがちです。ところが実際に家計を圧迫するのは、10年の間に何度もかかる費用のほうです。作り直し、支えていた歯の治療、入れ歯の調整。これらを足すと、最初の安さの意味が変わってきます。 ここでは3つの方法を、10年間の総額という同じ土俵で並べます。ただし金額はあくまで一般的な目安です。実際の費用は、残っている歯の状態や骨の量で変わります。当院では事前のカウンセリングで治療計画・期間・費用のお見積りをご案内しています。

 

10年の間に何が起きるのか

3つの方法は、10年で迎える局面が違います。インプラントは自分の歯と同じように使えますが、定期的なメンテナンスが前提です。ブリッジは両隣の歯を削って橋を架けるため、その支え歯が10年の間に負担に耐えられなくなることがあります。入れ歯は、使うほど土台の歯ぐきが痩せていくため、作り直しが必要になります。  

 

 

見落としやすいのが、治療していない歯の変化です。ブリッジの支え歯も、入れ歯を留めている歯も、虫歯や歯周病になれば治療が必要になります。10年という期間は、そうした偶然の出費も含めて考えなければなりません。    

10年総額の目安

以下は、1本の歯を失った場合を想定した一般的な目安です。インプラントは自費、ブリッジは自費セラミックと保険、入れ歯は自費の金属床で試算しています。  

 

 

数字だけを見ると、保険のブリッジが最も安く見えます。ところが、この表には入っていないコストがあります。支え歯を削るというコストです。

 

金額に出てこないコスト

ブリッジは、失った歯の両隣を削って土台にします。健康な歯を削ることになり、その歯が虫歯や歯根の破折を起こせば、治療の範囲は広がります。支え歯が1本ダメになれば、ブリッジ全体を作り直すことになります。連鎖すると、10年総額は表の枠を超えます。 入れ歯は、留めている歯に負担がかかります。金具をかける歯は、清掃が届きにくく、虫歯のリスクが上がります。また、歯を失った部分の骨は、使わないことで少しずつ痩せていきます。痩せた骨に合わせて作り直すたびに、費用がかかります。 インプラントは、骨に直接埋め込むため、両隣の歯を削りません。他の歯に負担をかけない点は、10年という単位で見たときの大きな違いです。ただし外科処置が必要で、骨の量が足りなければ骨を増やす治療が加わります。術後のメンテナンスを怠れば、インプラント周囲炎で失う可能性もあります。

 

     

支払い方で、負担は変わる

10年総額を考えるとき、もうひとつ見ておきたいのが支払い方です。まとまった額を一度に用意できない場合、分割の条件で実質的な負担が変わります。 当院ではデンタルローンを用意しています。返済回数は最大84回まで選べ、12回までの分割払いは金利負担が0円です。たとえば治療総額50万円の場合、84回で月々8,050円から始められます。若い世代の方が、まとまった貯蓄を崩さずに治療を始める使い方ができます。 また、入れ歯には見落とせない制度があります。当院では、金属床の総義歯について選定療養費制度の対象となり、合計点数約4385点程度、3割負担の場合で約3万円程度のご負担が軽減されます。同じ入れ歯でも、制度を使えるかどうかで総額が変わります。 自費の治療は医療費控除の対象にもなります。1年間に家族で支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告で控除を受けられます。領収証と診療明細書はすべてお渡ししていますので、申告の際にご利用いただけます。

 

10年後を左右するのは作り方の精度

同じインプラントでも、10年後の状態には差が出ます。差を生むのは、埋め込む位置と深さの精度です。骨には神経や血管が通っており、わずかなずれがトラブルにつながります。 当院では、CTで骨の厚みや神経の位置を立体的に確認したうえで、サージカルガイドを作製し、計画した位置・角度・深さに正確に埋入するガイデッドサージェリーを行っています。オペ専用の診療室を完備し、必要に応じて静脈内鎮静法にも対応しています。 埋入するインプラント体の表面を、真空プラズマ照射機「ACTILINK Reborn」で清浄化し、親水性を高める処置も行っています。骨との結合を促し、長期的な安定につなげる狙いです。 担当するのは、AAID(アメリカインプラント学会)認定医、日本口腔インプラント学会の専修医・専門医、ICOI国際インプラント学会認定医・指導医などの資格を持つ歯科医師です。 治療後は、衛生士による定期メンテナンスを継続します。就寝時の噛む力が強い方には、上部構造の破折や咬耗を防ぐためのマウスピースの着用もご案内しています。 入れ歯や被せ物の修理は、国家資格を持つ歯科技工士が院内に常駐しているため、迅速に対応できます。修理のたびに外部へ出す必要がないことは、10年の間の時間と費用の両方に効いてきます。    

 

結局、どれを選ぶべきか

 

 

どれが優れているという結論ではありません。10年総額で見れば、初期費用が高くても追加費用が少ない方法が有利になることがあります。逆に、全身状態や骨の量から外科処置を選べない場合もあります。 当院では、インプラント、ブリッジ、入れ歯をそれぞれ用意したうえで、患者様の状態とご希望を伺い、最適な方法を一緒に決めていきます。審美性や耐久性を重視しながら、長期的に安定して噛める状態を目指します。

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