栄養士ブログ ~咀嚼について②~
スタッフブログ 2023.04.01
こんにちは!足立歯科クリニック 管理栄養士の平井です。
4月になり、暖かく気持ちのよいぽかぽか陽気とともに新年度がスタートしましたね。
新しい生活が始まる方々も多いのではないのでしょうか?
環境が変わって、体調を崩す方もいると思います。
体調にはくれぐれも気を付けて、無理をなさらないでくださいね。
さて、今月も先月に引き続き、『咀嚼』についてお話しますね!
先月は「咀嚼とはなにか?どんな効果があるのか?」
そして、「咀嚼」と歯の関係が深いが故に歯がないと
「歯がない」 =「 噛めない」 = 「咀嚼ができない」
と負の連鎖につながっていくというお話をしました。
今月は『咀嚼ができないことによって起こりうる問題とその予防』についてお話します。
◆咀嚼ができないことによって起こりうる問題とは?
こちらの表は、「1人が平均で何本歯を持っているか」を示したものです。
これを見ると、日本人の高齢者では歯の喪失が多く見られます。
美味しくご飯を食べるには、20本以上の歯が必要と言われています。
70歳以上になると、平均でも20本以下になっています。
また、50~60歳代でも少しずつ平均が20本以下に近づいています。
歯がなくなることで起こりうる問題の一つとして
お食事の内容が偏りがちになり、バランスの良い食事を摂ることが
難しくなっていくことです。
65歳以下の方は偏った食生活が原因で生活習慣病のリスクにつながったり、
65歳以上の方はもともとの食事量も減っていく傾向があり、
さらに低栄養につながるリスクがより高まります。
◆予防方法とは?
まずは、今ある自分の歯を大切にすることです!
歯は一度失ってしまうと戻ってきません。
自分の歯を1本でも多く残して、健康なお口を保ちましょう。
そのためには、、、
◎日々のブラッシングを大切する
いくら歯医者に通っていただいていても、普段の歯磨きが重要です。
できれば、毎食後のブラッシングをおすすめします。
また、正しいブラッシング方法を知ることも大切です。
分からないことがあれば、歯科医師・歯科衛生士に聞いてみましょう!
◎定期的に歯医者で検診を受ける
定期健診で、おそうじ・虫歯のチェックを受けましょう。
虫歯がまだ小さいうちに、治療を受けておきましょう。
また、歯周病は痛みを伴わずに進行することが多いので
自分で気づくことが難しいです。
併せて検診の時にチェックしてもらいましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。