親知らずが埋まっている?そのままにしてもいいの?注意点についても解説|大阪市阿倍野区の歯科 足立歯科クリニック

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親知らずが埋まっている?そのままにしてもいいの?注意点についても解説

スタッフブログ 2024.06.16

歯医者に行ったときに「親知らずが埋まっている」と言われたことはありませんか。

親知らずが生える人もいれば生えない人もいるように個人差があるのが親知らずともいえます。

親知らずが埋まっていると言われたときに、そのままにするべきなのか、治療をするべきなのか迷うこともあると思います。

親知らずが埋まっているときにどうしたらいいのか、詳しく説明していきます。

親知らずの生え方には種類がある

親知らずの生え方には個人差がありますが、大きく分けて3種類あると言われています。

・まっすぐ上向きに生えている
・横や斜めなどの生え方をしている
・逆向きに生えている
・歯茎の中に親知らずが埋まっている

まっすぐキレイに生えている状態が、最も理想の形です。

親知らずの抜歯が必要になっても、比較的スムーズにできます。噛み合わせも問題ないのであれば、口腔内にトラブルを起こす可能性は低いと言われています。

ただ、成長とともに生え方が変わる可能性もあるため、親知らずの状態を定期的に確認するようにしておきましょう。

横向きや斜めに親知らずが生えてしまうのは、顎の大きさが小さい人で、十分にスペースが確保できていないのが、理由だと言われています。

親知らずは部分的にしか見えていない人が多く、埋まっているようにも見えるかもしれません。

横向きや斜めの場合、磨き残しが起こりやすく虫歯や歯周病になってしまう人もいます。噛み合わせや歯並びに影響することもあり、この場合は抜歯を検討する人も多くなります。

埋まってる親知らずってどういうこと?

親知らずが埋まっているのは、歯茎のなかにあるためです。

埋まっているといっても、完全に中に入っていて見えない親知らずばかりではありません。

埋まってる親知らずの程度に合わせて、3通りのパターンを説明します。

・完全に埋まっている親知らず
・半分だけ出ている親知らず
・埋まっているものの痛みがある親知らず

それぞれ説明します。

完全に埋まっている親知らず

埋まっていて、他の歯に影響がないのであればそのまま様子を見てもいいと思います。

口を開けた時に見えないタイプの親知らずになります。日々のブラッシングが困ることなく、磨き残しがない状態であれば、そのままでも問題ありません。

半分だけ出ている親知らず

親知らずが半分だけ見えている状態のものもあります。

ブラッシングが難しいのもあり、汚れが溜まりやすいという問題があります。

特に噛み合う歯の上に歯肉が重なっている部分は、磨きにくくなります。隣の歯と接触している部分も注意が必要です。

そのため、虫歯や歯周病になって歯医者を受診するケースも少なくありません。

埋まっているものの痛みがある親知らず

埋まっていることで歯茎が腫れる、痛みや違和感があるなど日常生活に支障をきたしている場合は、注意が必要です。

親知らずが歯茎の中にあることで、周囲の歯に負荷をかけてしまっている可能性があります。

歯医者で埋まっている親知らずの状態をレントゲンにて確認する方法もあります。そのため、今の状態を知りたい時は歯医者にて相談するのをおすすめします。

埋まってる親知らずを放置するリスク

生え方によっては、埋まってる親知らずを放置すると、リスクが生じる場合があります。

詳しく説明していきます。

・生え方によっては、隣の歯の根が溶けてしまう
・磨き残しや歯茎の傷などにより膿疱ができる

それぞれ説明します。

生え方によっては、歯の根元が溶ける

親知らずが埋まっている状態で、隣の歯の方へ向かって生えている場合、隣接している歯の根元部分が溶けてしまうことがあります。

それは、歯の表面はエナメル質という硬い物質で覆われていますが、根っこの部分にはエナメル質がありません。

よって、根っこの方が弱いため、圧力がかかってしまうと、その部分の根っこがなくなってしまう場合があります。

レントゲン写真で見ることにより、どのような状況か判断することができますので、ご相談ください。

磨き残しや歯茎の傷により膿疱ができる

膿疱は膿が溜まっている状態のことをいいます。

元々1番奥に生えていて、そもそも磨きにくい親知らずが、半分埋まっていたりすると、余計に磨き残しが起こりやすくなります。

そこで膿が溜まったりする場合もあります。

奥に徐々に大きくなっていくため、初期の段階ではそこまで影響しないものの、次第に不快感を覚えるようになり痛みの原因となります。

痛みや腫れを感じた場合には、早めに歯医者を受診するようにしておきましょう。

埋まってる親知らずを抜歯する方法

親知らずが埋まっているとき、歯医者にて抜歯を行うこともあります。

一般的な場合のやり方について、説明していきたいと思います。

1.CTやレントゲンを撮り場所を把握する
2.麻酔をしっかりと浸透させる
3.歯肉を切開し、親知らずを分割する
4.抜歯が終わったら縫合する
5.当日、翌日に来院し消毒する
6.傷口が裂けても塞がったあとに抜糸する

親知らずの抜歯は難易度が高いため、正確に位置を把握したあとに行う必要があります。

また、あくまでも順調に進んだ場合になりますので、状況に応じて何度か歯医者に足を運ぶケースも考えられます。

また、抜歯した日は痛みも続くので、飲む痛み止めを一緒に処方してくれる場合もあります。当日は安静にして過ごし、傷口が塞がるのを待つようにしましょう。

 

親知らず抜歯後に注意すること

親知らずの抜歯をしたあと、注意してほしいことをまとめて紹介したいと思います。

・患部はとにかく触らない
・冷やしすぎるのも逆効果
・うがいは適度にする

それぞれ説明します。

患部はとにかく触らない

親知らずの抜歯後につい気になってしまい、舌や手で触ってしまう人もいます。患部に触れてしまうと、傷が開き治るのに時間がかかってしまいます。

食事もそうですが、歯磨きのときに親知らずの抜歯部分を刺激しないように気をつけましょう。

患部は敏感なので、刺激がないようにしつつ、傷口が閉じるようにしていきましょう。

冷やしすぎるのも逆効果

親知らずを抜歯したあとに、痛みがあるからと冷やしすぎてしまう人もいます。

腫れや痛みを緩和する目的で冷やすのは効果的な方法です。

ただ、あまりに冷やしすぎてしまうと血行不良を引き起こす原因となります。

氷で冷やすのではなく冷たくしたタオルで、患部を冷やしてあげるようにしましょう。痛みを緩和するためには、痛み止めも併用しつつ過ごすようにしましょう。

うがいは適度にする

親知らずを抜歯したあとに、血が気になるからとうがいを頻繁にしてしまう人もいます。

抜歯したあとに、傷口を守るための血餅が作られます。

傷口を守る役割があるのですが、うがいが原因で剥がれてしまうことがあります。血餅が剥がれると、治るまでに時間がかかります。

うがいは適度にしておき、血餅が取れないように気をつけるようにしてください。

まとめ

埋まっている親知らずは、まっすぐ生え完全に埋まっている状態で、痛みや違和感がなければ急ぎで抜歯せず、様子を見てもいいかもしれません。でも、生え方や痛みがある時は歯医者を受診して抜歯が必要になることもあります。

抜歯は、腫れることもありますし、消毒も必要になるため、スケジュールと相談しつつ決めるようにしてください。埋まっているままでもいいのか、気になる人は歯医者を受診して相談するようにしてください。