栄養士ブログ ~シュガーコントロールについて~
スタッフブログ 2022.10.01
こんにちは。足立歯科クリニック 管理栄養士の平井です。
今月は前月の「清涼飲料水の糖類」に関連して「シュガーコントロール」についてお話します。
「シュガーコントロール」という言葉をご存じですか?
歯科ではよく知られた言葉ですが一般の方にはあまり聞きなれない言葉かもしれません。
シュガーコントロールとは、むし歯の原因となる砂糖などの糖類が入った甘い食品の、
「食べる量」「食べる回数」「食べるタイミング」を調整することです。
食べる量に注意しましょう
チョコレートや飴、アイスクリームなど明らかに甘い食べ物以外にも、コーラやスポーツドリンクなどの清涼飲料水にも多くの砂糖が入っています。
何気なく口にしている和食の中にも砂糖で味付けした料理が多くあります。
このように、知らず知らずに多くの砂糖を摂取してしまっている可能性があるので注意が必要です。
だらだら長い時間食べるのは避けましょう
甘いものをだらだらと食べているとお口の中が酸性に傾いた状態のままとなってしまい、虫歯になるリスクを高めます。
また、間食などの回数が多い人や甘い飲み物を長時間かけて飲むことも同様にお口の中が酸性に傾いている時間が長くなり虫歯になりやすくなります。
寝る前に食べるのは控えましょう
寝る前や、睡眠中は唾液の分泌が減少します。そのため、細菌が繁殖しやすくなり虫歯ができやすい環境となります。
例えばその環境の中、寝る前にアイスなどを食べる、飴を舐めながら寝たりすることは虫歯になるリスクが非常に高まります。
どうしても食べてしまった場合は、しっかり歯磨きをしてから寝るようにしましょう。
このようにシュガーコントロールを意識して毎日の食事・間食を行うようにしましょう。
甘いものを食べちゃダメ!糖類ゼロじゃないとダメ! 等と決めつけずに食べるもの・食べ方の工夫をしてみましょう。
次月は「シュガーコントロールを意識した間食の取り方」「お子様のおやつの取り方」についてお話しますね。