栄養士ブログ ~ブラキシズムについて~|大阪市阿倍野区の歯科 足立歯科クリニック

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栄養士ブログ ~ブラキシズムについて~

スタッフブログ 2023.05.02

こんにちは!足立歯科クリニック 管理栄養士の平井です。

5月になりましたね!今年のゴールデンウイークは遠出される方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
また、新年度から1ヶ月が経過しました。
4月から新しい環境で生活するようになった方も多いかと思いますが、
そろそろ疲れがたまってくる時期かと思います。
疲労回復の基本は、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事を摂ることです。
無理し過ぎには注意して、お過ごしくださいね。

 

さて、今月は『ブラキシズム』についてお話します。
『ブラキシズム』という言葉を聞いたことがありますか?
今月から2回にわたって、詳しく説明していきますね♪

 

◆ブラキシズムとは?

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、“ブラキシズム”とは、
歯科で使われる専門用語で、お口やその周辺の器官にみられる習慣的な癖の一つです。
“歯ぎしり”“咬みしめ”の総称です。

◎歯ぎしり
⇒歯ぎしりは睡眠中に行う。自覚することは少なく、
周囲の人に知らされて、はじめて気づくことがほとんど。

◎咬みしめ
⇒咬みしめは、日中・夜間にかかわらず、無意識のうちに
歯を食いしばってしまうもの。

 

◆どんな影響・問題があるのか?

歯ぎしり・咬みしめうをすることによって歯やあご、身体にも影響が出てきます。

【1】歯の変化
・歯がすり減る
・歯がしみる(知覚過敏)
・かぶせ物・詰め物などがはずれる
・歯が割れる  など

【2】歯肉やあごの骨の変化
・骨の隆起
・歯周病の悪化  など

歯や顎に大きな負担がかかり、とくに睡眠中の歯ぎしりでは、大人の場合、
歯にかかる力は100kg以上にもなるといわれますが、
これは、食事中に歯に加わるよりもはるかに大きな力です。

昼間起きているときに、食事や会話以外で無意識に歯を噛みしめている人も多く、
たとえ弱い力でも、長時間歯を噛み合わせていると歯や顎に悪影響があります。

さらに顎関節にもダメージを与えて顎関節症の原因になったり、
頭痛、肩こり、腰痛、めまいなどを引き起こすことがあります。

 

『ブラキシズム』とは何か理解していただけましたか?

次回が『ブラキシズムチェックとその対策』についてお話ししますね!

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。