栄養士ブログ ~歯周病と栄養について③~|大阪市阿倍野区の歯科 足立歯科クリニック

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栄養士ブログ ~歯周病と栄養について③~

スタッフブログ 2023.11.08

こんにちは!足立歯科クリニック 栄養士の平井です。

11月になりました。一気に肌寒くなり、体調など崩されていないでしょうか?
11月は、二十四節気では寒露・霜降という時期です。
過ごしやすいですが、乾燥と昼夜の気温差に気を付けたい時期です。
穏やかに体を温め、胃腸をいたわり、身体の水分を守ってあげましょう。

さて、今月は前月に引き続き「歯周病と栄養についての第3弾です。
前回は『歯周病に対応する食生活ついて』お話しました。
今回は前回出てきた栄養素の具体的な食材についてお伝えしますね。

 

◆歯周病に対応する食材とは?

◎ビタミンC
(赤ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、キウイ、いちごetc…)

ビタミンCは、水溶性のため茹でると煮汁に溶け出して損失します。
また、熱に弱く加熱でも失われます。
効率良く摂取するには、調理時間を短くするか、
流れ出したビタミンCごと飲めるスープなどがおすすめです。
また、喫煙やアルコール飲料の摂取、ストレスでビタミンは
消費されるため、当てはまる方は積極的に補給しましょう!

◎ビタミンD
(鮭、イワシの加工品、しらす干し、きくらげ、きのこ類etc…)

ビタミンDは脂溶性のため、油脂と一緒に摂ることで吸収率が上がります
きのこ類などは炒め物、揚げ物など油を使う調理法にするのがおすすめです。

◎カルシウム
(牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、小魚、豆腐、油揚げなどの大豆製品etc…)

カルシウムは体内で吸収されにくい栄養素です。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促すうえ、骨にカルシウムが沈着するのを助けます。
カルシウムビタミンD一緒に摂るのがおすすめです。

◎カロテノイド
(トマト、ニンジン、アスパラガス、スイカetc…)
カロテノイドは主に黄色、赤色、紫色の脂溶性色素で、
強い抗酸化作用があり、歯周病予防に効果を示す可能性があります。

今回紹介した食材を取り入れながらバランスの良い食事を心がけましょう!

『歯周病と栄養について』3回に渡って、お話させていただきました。
多くの食生活や食品・栄養素が歯周病に関わっていることがわかっていただけたでしょうか?

「最近、歯医者さんに行っていないな…、でも、歯は痛くなしいいや!」
考えるのではなく、ちょっと見てもらおう」「歯の掃除をしてもらおう
歯が痛くなる前に歯医者さんへ行くことを習慣づけられるといいですね!

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。