栄養士ブログ ~フレイル・オーラルフレイルについて②~
スタッフブログ 2024.01.04
こんにちは!足立歯科クリニック 栄養士の平井です。
明けましておめでとうございます。
気持ちも新たに、新年のスタートを迎えることができました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
日本では昔から1月7日の朝に「七草粥」を食べる習慣がありますが、
一年間を健康に過ごすための儀式という意味合いもあります。
春の七草は「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
すずな、すずしろ」の7種類です。
最近ではフリーズドライのものもあって、手軽に楽しむこともできますので
七草粥をきっかけに、今年一年バランスの良い食事をスタートしてみてください♪
さて、今月は前月に引き続き『フレイル・オーラルフレイルについて』の第2弾です。
前回は「フレイル・オーラルフレイル」とは何かについてお伝えしました。
フレイルとは、加齢に伴い身体の機能が衰えることで、
オーラルフレイルとは、お口の機能が衰えることでした。
今回は、お口のささいな変化に気づけるために
『今のお口の健康状態を知る方法(セルフチェック)』についてお伝えします。
◆オーラルフレイルの危険度セルフチェック
上のセルフチェックの合計点数によってオーラルフレイルの危険度がわかります。
0~2点 危険性が低い
3点 危険性がある
4点以上 危険性が高い
※出典:公益社団法人日本歯科医師会 リーフレット「オーラルフレイル」
3点以上の方はオーラルフレイルの危険性があるため、専門的な対応が必要です。
気になることがあれば、歯科医に相談したり、定期的な歯のお掃除に来た際に、
歯科医・歯科衛生士に診てもらい、早期発見してもらうなど早めの対策をとりましょう。
◆オーラルフレイルと8020運動
厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020運動」をご存じでしょうか。
これは、80歳になっても自分の歯を20本以上残して何でもおいしく食べられることを目指す運動です。
この運動がスタートした平成元年には、80歳で20本の歯がある人は
1割もいませんでしたが、現在は5割を超えました。
歯を維持することができるようになってきた今、
嚙んだり、のみ込んだりといったお口のさまざまな機能もあわせて維持することで
人生100年時代をより健康に生きようという考え方です。
「元気に健康で長生きする」ことは、誰もが考える理想の老後です。
オーラルフレイルに早めに気づき、予防、改善することで健康長寿をめざしましょう。
次回は『フレイル・オーラルフレイルの予防』についてお話します!
今月も最後までお読みいただきありがとうございました。