栄養士ブログ ~フレイル・オーラルフレイルについて③~
スタッフブログ 2024.02.01
こんにちは!足立歯科クリニック 栄養士の平井です。
2月に入りましたね!暦の上では春ですが、寒い日が続き、
暖かい春の日差しはまだ遠いようです。
また、空気の乾燥が気になる時期になりました。
風邪やインフルエンザの予防に充分配慮しながら、
お過ごしくださいね。
さて、今月は前月に引き続き『フレイル・オーラルフレイルについて』の第3弾です。
前回は『今のお口の健康状態を知る方法(セルフチェック)』についてお伝えしました。
日頃からお口の中のささいな変化に気づくこと(早期発見)が重要とお伝えしました。
今回は『フレイル・オーラルフレイルの予防』についてお伝えします。
フレイル予防の3本柱について
フレイル予防には、「運動」「栄養・口腔」「社会参加」の3つの柱でできています。
運動:習慣づけして体力を保つこと。筋力、足腰をしっかり維持すること。
栄養・口腔:いろいろな物をよく噛んで食べて栄養素をしっかり摂ること、口腔ケア。
社会参加:家にこもらず活発的に外出すること。
今回は「栄養・口腔」について詳しくお話します。
フレイル・オーラルフレイル予防のための食事について
①欠食をしない
食事時間を決めて、3食きちんと食べましょう。
②主食・主菜・副菜をそろえる
「一汁三菜」を心がけましょう。
③たんぱく質をしっかりとる
肉、魚、大豆製品、卵、乳製品をバランスよくとりましょう。
④ビタミンD・カルシウムをとる
きのこ類、青魚、乳製品など積極的にとりましょう。
⑤噛む力・飲み込む力を維持する
特にフレイルを防ぐ食事のポイントは、
エネルギーとタンパク質の不足に注意することが重要です!
たんぱく質は、肉類・魚類・乳製品の動物性たんぱく質と
豆や豆腐などの植物性たんぱく質の両方からバランスよく摂取しましょう。
フレイル・オーラルフレイル予防のための口腔ケアについて
①歯や入れ歯の具合が悪いときは、歯科医院に相談する
②しっかり歯みがきをし、お口の中を清潔に保つ
③良い姿勢で食べる
お口から食べることは元気の源です。いつまでもおいしく食べるためにも
口腔ケアは必要です!
また、お口の周りの筋肉量が減ると、入れ歯が合わずに痛みが出たり、
噛みにくくなることもあります。
調子が悪くなったら放置せずに歯科医院へお越しくださいね。
今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。