親知らずの抜歯後にいつから飲酒はできる?気を付けることは?|大阪市阿倍野区の歯科 足立歯科クリニック

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親知らずの抜歯後にいつから飲酒はできる?気を付けることは?

スタッフブログ 2024.09.05

親知らずの抜歯後に、いつから飲酒をしていいのか気になっている人もいるのではないでしょうか。飲酒の予定がある人や、日頃から飲酒を楽しみにしている人にとって、抜歯後いつまで我慢するべきなのか迷ってしまうこともあると思います。親知らずの抜歯後に飲酒ができるタイミングについて、詳しく説明していきます。

親知らずの抜歯後に飲酒は控えるべき?

親知らずの抜歯後、当日はお酒を控えるべきだと言われています。なかには、少しだったら飲んでもいいよと話す歯科医院もあるのですが、あまりおすすめできません。

・傷が治りにくくなる
・抗生物質に影響する

それぞれ、詳しく説明します。

傷が治りにくくなる

親知らずの抜歯後にお酒を飲むのを控える理由として、血管が膨張してしまい出血の原因になってしまう可能性があるためです。抜歯は大きさこそ違うものの傷がついている状態です。抜歯後、2日もすれば落ち着いてきますが(個人差あり)、飲酒が原因で血が止まりにくくなってしまうことがあります。傷の治りが遅くなれば、細菌の繁殖の原因となってしまうため、注意が必要です。

・抗生物質に影響する
親知らずの抜歯をしたあとに、細菌の繁殖を防ぐために抗生物質が処方されます。歯科医院にて、帰りに受付で痛み止めと一緒に受け取ることが多いと思います。

飲酒をすると薬の効果が正しく得られません。
「お酒と一緒に飲んでもいい」と認められている抗生物質は、ございませんし、抗生物質にはさまざまな種類がありますが、ほとんどの注意書きに「お酒を避けるように」と指示されています。

お薬が処方されている場合は、抗生剤を飲み終わってからの飲酒をお勧めします。

抜歯したあとは、大きな怪我をしている状態になるので、飲酒をせずに様子を見るようにしましょう。

親知らずの抜歯後はとにかく安静に

親知らずの抜歯後は、とにかく安静にして血流を安定させるようにしましょう。親知らずはしっかりと骨の中に埋まっている健康な骨です。親知らずを抜くときは、虫歯や生え方、歯並びの調整など何かしらの目的を持って、引き抜いています。

無理に引き抜いていることもあり、歯の埋め方によっては、出血量が多くなることもあります。歯の抜歯だからと、つい安静にせず過ごしてしまうこともあると思います。抜歯後の傷を長引かせてしまうことのないように、傷口を安静にして過ごすことが大切です。

抜歯後に血餅ができた状態のまま、いかに治癒させていくのかがポイントです。
親知らずの抜歯後は、とにかく安静に過ごすようにしましょう。

抜歯後に飲酒はいつからいいの?

結論として、親知らずの抜歯後に印象ができるタイミングは、個人差があります。2日から3日程度の時間が経過したあとに、状態が安定していると実感できたら、飲むようにしてください。

抜歯後に飲酒してもいい条件は以下の通りです。

・痛みがなく腫れも落ち着いている
・抜歯が比較的スムーズで切開などしていない
・処方されている抗生物質を飲み終わっている
・少量のお酒を楽しむ程度に調整できる

抜歯後の飲酒は、これらの条件に該当している場合のみ飲んでいいと思います。

少しでも違和感を覚えるときや、飲酒後に痛みを感じたときは飲むのをやめて歯科医院を受診してください。

また、親知らずの抜歯後に血餅が正常にできていない場合、ドライソケットになってしまう可能性もあります。ドライソケットになると、急激な痛みを感じるようになります。ドライソケットのリスクを減らすためにも、症状が落ち着く前の飲酒はおすすめしません。

親知らずの抜歯後に他にも気をつけるべき事

親知らずの抜歯後は、飲酒以外にも気をつけるべき事がたくさんあります。飲酒だけやめていればいいわけではありません。具体的にどんなポイントに気をつけたらいいのか見ていきましょう。

・激しい運動はしない
・長風呂も控えるようにする
・食事に気をつける
・歯磨きやうがいに気をつける
・タバコは吸わない
・ストレスをためない

それぞれ、説明します。

激しい運動はしない

親知らずの抜歯後は、落ち着くまで激しい運動を控えるようにしましょう。激しい運動をしてしまうと、血液の循環が良くなってしまいます。一度、出血が止まっても再度出血してしまう可能性が考えられます。完全に出血が止まったのを確認してから、運動をするようにしましょう。

長風呂も控えるようにする

お風呂を習慣にしている人も多いのではないでしょうか。親知らずの抜歯後は、お風呂も長く入るのは控えるようにしましょう。シャワー程度であれば問題ありません。長風呂で体温が高くなり血流が良くなると出血しやすくなってしまいます。症状が落ち着いてから、ゆっくりお風呂に入るのをおすすめします。

食事に気をつける

親知らずの抜歯後の食事は、硬いものや刺激物は避け、流動食やゼリー、お粥などを食べるようにします。抜歯後は、穴が空いている状態になり、食べかすが入りやすくなってしまいます。無理に取り除こうとしないようにしてください。痛みや腫れが落ち着いてきてから、いつもの食事に戻していくようにしましょう。

歯磨きやうがいに気をつける

うがいをしすぎないように、歯ブラシは優しく磨くようにします。強く磨いてしまうと、血餅が取れてしまい出血してしまう可能性があります。うがいのしすぎも、スッキリしますが血餅が取れる原因になるのでおすすめしません。舌や手で触れてしまうことのないようにしてください。

タバコは吸わない

飲酒以外にもタバコも控えるのをおすすめします。タバコのなかに含まれているニコチンが、毛細血管を収縮してしまいます。そのため、親知らずの抜歯後にタバコを吸うと、免疫機能を低下させて傷の治りが悪くなってしまいます。タバコを習慣にしている人は、抜歯後すぐは吸わないように気をつけてください。

ストレスをためない

親知らずの抜歯後は、十分な休息をとり回復に努めるようにしましょう。抜歯後に過度なストレスを感じていると、体にとっても悪影響を与えてしまいます。できるだけリラックスして過ごせるように、時間を調整するようにしておきましょう。
麻酔が切れたあとに、抜歯後の痛みも出てくると思います。痛み止めを飲みつつ日常生活を送れるかどうかは人によっても変わってきます。

親知らずの抜歯はスケジュールと相談


親知らずの抜歯後は、飲酒も含め控えなくてはいけないことがたくさんあります。

症状が落ち着いてくるタイミングにも個人差があるため、一概には言えません。親知らずの生え方によっても違うので、1本目を抜いたときは痛みがすぐに治ったとしても、2本目、3本目も同じとは限りません。そのため、親知らずの急激な痛みではない限り、抜歯のタイミングはスケジュールと相談しつつ、決めるのをおすすめします。

なかには、親知らずの抜歯後に頬や口元に内出血ができてしまい、あざのように見えてしまうこともあります。腫れが思うように引かないケースもあるので、スケジュールに余裕を持って抜歯をするようにしてください。また、親知らずを抜いた日の夜に飲み会があるとしても、飲酒は控えつつ、常識の範囲で楽しむようにしましょう。

まとめ

親知らずの抜歯後の飲酒は2〜3日は控えるようにして、様子を見るようにしてください。痛みや腫れがあるときは飲酒を控えるようにして、まずは傷を治すようにします。飲酒以外にも、激しい運動や長風呂も控えつつ、傷口が塞がってきたのを確認するようにしてください。痛みが続くときは、歯科医院を受診するようにしましょう。