親知らずを抜歯するとエラ張りは解消できる?小顔になりやすいタイプ
スタッフブログ 2024.10.10
親知らずを抜くと小顔になる、そんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。顔の輪郭には個人差がありますが、なかでもエラが張っていると親知らずを抜くことで、顔が小さく見えることがあります。どうして親知らずを抜くと、小顔効果が期待できるのか詳しく説明していきます。
エラ張りとは?
顔のエラが張っているといいますが、具体的には左右の頬の部分から顎にかけての膨らみをいいます。このエラの部分が目立ってしまう輪郭のことです。
もともとの骨格の影響もありますし、脂肪が付いていることでエラハリに見えることもあります。一概には言えませんが、エラ張りの原因を解消することで多少の変化を感じる場合もあります。
親知らずを抜くと小顔になる人とは?
結論から伝えると、親知らずを抜いて小顔を実感できるのは一部の人に限定されます。親知らずを抜いて小顔になったと実感できる人もいれば、小顔を実感できない人もいます。具体的にどのような違いがあるのか、小顔を実感できる人の特徴について説明していきたいと思います。
・エラが張っている
・顎周りの筋肉が発達している
・上下の噛み合わせがしっかりしている
・ほぼ骨が出ている
それぞれ、詳しく説明していきます。
エラが張っている
顔の輪郭でエラが張っている人は、親知らずを抜くと小顔効果が期待できる可能性があります。下顎の親知らずは、ちょうど顔のエラ部分に位置しています。
そのため、エラが張っている人は抜くことで小さく見えることもあります。親知らずを抜いたあとに、歯を支えていた周囲の骨が痩せ顎が小さくなったように見えます。エラ部分がほっそりすることで小顔になったと実感できます。
顎周りの筋肉が発達している
親知らずを抜くことで、筋肉を使う頻度が少なくなり顔がすっきり見えることもあります。顎周りの筋肉が発達している人は親知らず周辺の筋肉が発達してしまうので、顎が大きく見えてしまいがちです。顎そのものが大きくなっているわけではありません
。特に咀嚼のときに奥歯でしっかりと噛んでいた人は、親知らずを抜くと小顔になる可能性があります。歯の食いしばりがある人は、筋肉を使わなくなることで、筋肉の発達を抑えて小顔効果が期待できるようになります。
上下の噛み合わせがしっかりしている
親知らずの生え方が上下の噛み合わせがしっかりしていると、抜歯することで小顔効果が実感できるかもしれません。噛み合っていると、その部分に咀嚼力が発揮されてしまいます。
噛む筋肉が発達して大きくなっているのですが、噛み合わせの力が弱くなり筋肉が痩せて小顔に見える可能性も出てきます。上下しっかりと親知らずが生えている人は、抜歯で小顔効果も期待できるかもしれません。
ほぼ骨が出ている
上の親知らずが埋まっているのは、頬骨の周辺です。上の親知らずを抜いた場合、骨が痩せて頬骨のボリュームがやや少なくなって見えることもあります。
頬骨が気になっている人は、親知らずの抜歯をすると顔が小さくなったと感じることもあります。
親知らずはいつ頃抜くとエラ張りが変わる?
親知らずの抜歯のタイミングをいつにしたらいいのか、迷っているのではないでしょうか。結論として、20歳以降に親知らずの抜歯をおすすめします。骨の成長が終わりしっかりとしてくるタイミングでもあります。
親知らずが生えると周囲の筋肉も一緒に成長していきます。骨が完全に固まる前に親知らずの抜歯をしてしまったほうが、負担が少なくなります。周辺の骨が痩せやすくなるので、抜歯後に小顔効果を実感しやすくなります。
エラ張りさんにおすすめ!親知らず以外の方法
親知らずの抜歯以外に、エラ張りが気になっている人向けの方法を紹介します。エラが気になっている人以外にも、小顔効果が期待できそうな歯科治療を紹介していきたいと思います。
・歯並びを改善する
・歯ぎしりを改善する
・ボトックス治療
それぞれ、詳しく説明していきます。
歯並びを改善する
歯並びはフェイスラインに大きく影響する部分です。歯列矯正を行うと、顔がすっきりしたと感じることもあると思います。ただし、歯列矯正は歯並びや噛み合わせを改善することを目的としています。
そのため、すべてのケースで小顔が実感できるとは限りません。出っ歯や受け口、上下顎前突などを改善したケースです。口元が前に出ているのを治す方法になるので、口元が引っ込んだことで、顔が小さくなったと感じることもあります。
歯ぎしりを改善する
歯ぎしりが習慣化していると、筋肉量が増えてしまいます。強く噛んだときにエラが出っ張っている人は咀嚼するときの筋肉が発達してしまっている可能性があります。
歯ぎしりが気になるひとは、夜間にマウスピースを使い力が入り過ぎないようにすることで、すっきりとした印象になります。歯ぎしりが続けば歯が削られてしまい、歯が欠けてしまいます。噛み合わせが変われば、顔の歪みの原因となってしまいます。
ボトックス治療
歯科のボトックス注射は、噛む筋肉にボトックスを注射して筋肉を緩める方法です。歯ぎしりや食いしばりを和らげることもできるので、症状の緩和効果が期待できます。筋肉を緩めることで小顔効果がでる可能性も考えられます。
親知らずは抜かない方がいいケースもある
親知らずというと、抜歯したほうがいいイメージを持っている人もいるかもしれません。お口の状態によっては、親知らずは抜歯しないほうがいいケースもあります。
例えば、綺麗に生えていて歯並びに関係していない場合です。現代人は、親知らずが生えるスペースを十分に確保できないため、親知らずが傾いて生えている、中途半端な位置で埋もれてしまいます。
他の歯と同様にきれいに生えているのであれば、親知らずを抜歯した方がいいとはいえません。また、他の歯で状態が悪く抜歯が必要になりそうなものがあれば、親知らずを残していたほうが、活かせる場合もあります。
親知らずは抜歯したあとの歯の代わりとしても使えるので、あえて抜かずに残しておく方法もあります。
親知らずを抜くとどんな効果がある?
最後に親知らずを抜くと、どんな効果が期待できるのかについて説明します。小顔だけでなく、口腔内のトラブルを防ぐ目的で抜歯を選択しています。具体的にどんな効果が期待できるでしょう。
・虫歯や歯周病の予防になる
・口臭の予防に繋がる
それぞれ、詳しく説明していきます。
虫歯や歯周病の予防になる
親知らずの生え方によって、周囲の歯が虫歯になってしまうことがあります。予防するためにも、早期に抜歯をする必要がでてきます。斜めや横に生えた親知らずだと、歯ブラシが行き届かなくなってしまいます。
汚れが残ると歯垢になり、細菌により虫歯や歯周病になります。リスクを減らすためにも、まっすぐ生えていない親知らずは早めに抜歯するのをおすすめします。
口臭の予防に繋がる
親知らずを抜くことで、奥までしっかりと歯を磨けるようになります。磨き残しを減らすことで、口臭予防に繋げることができます。親知らずの生え方によって、歯周ポケットができやすくなり放出される毒素が口臭の原因となります。
口臭の原因が親知らずにある場合は抜歯をおすすめします。また、口臭は他にも要因があるので一緒に見直すようにしてください。
まとめ
親知らずを抜歯することで、小顔効果が期待できるとは言えないものの、エラが張って気になっている人は緩和させることにも繋がります。
他にも、歯並びや歯ぎしりが原因でフェイスラインに影響が出ている可能性も考えられます。エラが気になっている人はこの機会に、親知らずの位置を見直してみてくださいね。