『より自然な口元をお作りし、
よく噛める入れ歯をお作りすることに力を入れております』
入れ歯について
今あなたが食べたい物と食べられる物は同じですか?
"食べる楽しみ""食べる幸せ"をもう一度実感して下さい。
近年、高齢化が進み私どもも日々の診療の中で「入れ歯が合わない」「噛むと痛い」「入れ歯が落ちる」等入れ歯のご不満をよく聞くようになりました。
こんな入れ歯になっていませんか?
- 義歯(入れ歯)が合わなくて外に出る時だけはめている。
- 普段は違和感がありはめる事ができない。
- 食事の時だけはめている。
- はめただけで痛い。
- 総入れ歯の裏に食べカスが入って噛むと痛い。
- 食べる度にはずして洗わないといけないので外で人と食事を快適にできない。
- はめると気分が悪くなり、頭がフラフラする。
- 入れ歯をはめてから肩コリがひどくなった。
- 入れ歯をはめても口元のシワが伸びていない。年齢が若く見えない。
- 入れ歯がすぐに落ち、人と会話をしている時に安心して話ができない。
そんな悩みのある方は一度足立歯科にご相談ください。
部分入れ歯と総入れ歯の違いについて
総入れ歯の特徴
総入れ歯(全部床義歯)は上下、あるいは上顎か下顎どちらかのすべての歯を失った方が装着する入れ歯です。
総入れ歯は床(義歯床)と呼ばれる歯ぐきの部分と、人工歯から構成されています。
上顎の総入れ歯は口蓋が床にすっぽり覆われるような形になっており、床が粘膜に吸着することで外れずに噛めるという構造になっています。
総入れ歯の構造
総入れ歯の構造・素材について
保険診療の範囲内で作製される総入れ歯の床はプラスチックでできています。プラスチックを更に詳しく解説すると、ポリメチルメタクリレートと呼ばれるアクリル樹脂です。非常に透明性が高く艶やかで健康的な歯ぐきの色調に近づけます。
また、自費治療の場合では、入れ歯の床の一部分に金属を使用することで入れ歯の厚みを薄くし、違和感を軽減させることも可能です。
入れ歯の「歯ぐき」の役割とは?
入れ歯の大部分を占める「床」は歯ぐきに吸着して、入れ歯を安定させる大切なパーツです。床の表面はツルツルと滑らかになるまで丁寧に磨き上げられています。舌や唇や頬といった周囲の組織と調和して自然で美しい見た目を作りだすほか、入れ歯の表面に細菌が付着することを防ぎます。
部分入れ歯の特徴
すべての歯を失った方が総入れ歯を使用するのに対し、自分の歯が1本でも残っている場合は部分入れ歯が適応されます。
クラスプ(金属のバネ)やレスト(入れ歯の沈み込みを防ぐ装置)と呼ばれるパーツを残存歯(残っている歯)に引っ掛け、入れ歯を固定させます。部分入れ歯は失った歯の部分につけるもので、どれだけの本数の歯を補う必要があるかで形が違います。
部分入れ歯の構造
クラスプ(金属のバネ)の役割とは?
部分入れ歯は、欠損している歯の両隣の歯を支えとし、クラスプという金属のバネをかけます。バネを隣や周りの歯に引っ掛けるように固定することで、部分入れ歯が浮いてしまわないように支えます。
公的医療保険で使用されるバネは、主に2種類あり、針金のような細いバネ(コバルトクロム)や、金属の太めのバネ(金銀パラジウム合金・ニッケルクロムなど)を使用します。このバネの役割は大きく分けて3つあります。
- 維持[いじ]・・・
部分入れ歯がはずれないように抵抗する働き - 把持[はじ]・・・
噛んだ時や着脱の時の揺れや負荷から支台歯を守る働き - 支持[しじ]・・・
入れ歯の沈み込みを抑え、歯ぐきや骨への負担を軽減させる働き
バネの太さはそれぞれ違うの?
人によって引っ掛けるバネの太さが違うのは、その人の口腔内の状態に合わせているからです。
例えば、歯2本分の小さな部分入れ歯であれば小さいバネを引っ掛けることで固定維持できます。しかし、多数の人工歯がある大きな部分入れ歯の場合は支える力も多く必要になるため、支えるバネも太いものを使用します。
また、入れ歯が安定しない場合は、太いバネや複数のバネを周りに引っ掛けて支えます。
なお、保険内のクラスプは金属を使用しますが、自費治療で作る入れ歯は金属のバネを使用しない選択肢もあります。
特徴の違う入れ歯を多数ご用意しております
当医院では、患者様のお悩みや口腔内の状態に適した入れ歯をご提供しております。
特徴の違うさまざまな入れ歯を取り揃えておりますので、それぞれのメリット・デメリットをしっかりお伝えし、相談しながら素材や入れ歯の形式を選定していきます。
保険適用の総入れ歯
いわゆる保険適用内の一般的な入れ歯です。素材や工程が限られますが、その中でも可能な限り快適な入れ歯を製作するよう、努めています。
プラスチックの床(しょう)の上に全ての歯を並べた作りになっています。上あご用は口蓋を大きく覆った形で床を粘膜に吸着させることで固定します。 | |
メリット |
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デメリット |
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保険適用の部分入れ歯
金属製のバネ(クラスプ)を歯に引っ掛けて固定するのが特徴です。 | |
メリット |
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デメリット |
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金属床の総入れ歯(自費治療)
土台(床)の部分に金属が使用している入れ歯で金属はチタンかコバルトクロムから選べます。 | |
メリット |
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デメリット |
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チタンとコバルトクロムの違いについて
- チタン床義歯
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- チタンは生体親和性の高い金属です。
- 金属アレルギーがありません。
- 金属の中では軽く、強度は鉄の2倍です。
- 熱に強く常温で変質しません。
- コバルトクロム床義歯
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- スタンダードな金属床です。
- コバルトクロムも生体になじむ金属です。
- 硬く丈夫で壊れません。
- 薄い精密な加工ができます。
金属床の部分入れ歯(自費治療)
土台(床)の部分に金属が使用している入れ歯で金属はチタンかコバルトクロムから選べます。 | |
メリット |
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デメリット |
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シリコーンの入れ歯(部分入れ歯)/コンフォート(自費治療)
レジン床義歯の裏側(歯ぐきに接する面)と縁の部分を、柔軟性のあるシリコーン素材に置き換えた入れ歯です。 | |
メリット |
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デメリット |
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ノンクラスプデンチャー(部分入れ歯)/バネのない入れ歯(自費治療)
金属のバネがなく、自然な口元に見える審美性に優れた入れ歯です。 | |
メリット |
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デメリット |
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スマイルデンチャーについて
※当院では三和デンタルの製品を使用しています。
スマイルデンチャーはこんな方に最適です
- 初めて入れ歯をする方
- インプラントをしたいが手術が不安な方
- 費用の面で見た目の良い入れ歯を使いたい方
- ブリッジなどで健康な歯を削るのが嫌な方
- 唇や下への違和感などが気になる方
- 金属アレルギーのある方
ミラクルデンチャーについて
ミラクルデンチャーは、バネのない入れ歯です。
金属を使用していないので金属アレルギーの方にも安心してご使用していただけます。
見た目にも自然な装着感で気づかれにくく、審美的にも大変優れています。
さらに揺れている歯にも装着可能です。
ミラクルデンチャーを装着する事により、歯の揺れを止めむしろその歯を保護してくれます。
自費の入れ歯だからこそ実現できるフィット感
ミラクルデンチャーは保険適用外になりますが、保険の入れ歯と違いお時間をかけてじっくりお作りすることができるため、患者様一人一人のお口にフィットした入れ歯を作ることができます。
国内生産
当院でお作りするミラクルデンチャーは日本国内で作られるものです。
自然なかみ心地・フィット感の入れ歯をご提供しております。
材質にナイロン樹脂(スーパーポリアミドナイロン)という柔軟で強度のある材料を使用し、従来の入れ歯にない軽さや装着感を実現しました。従来の部分入れ歯に付いていた金属の金具部分も同じ材料を使い、一体化しますので見た目も非常に良く、入れ歯を入れているようには見えないという利点があ ります。部分入れ歯の金具が外から見えて気になる方や従来の入れ歯は厚みがあるので違和感があり、なかなか慣れないという方に適しています。(総入れ歯は 適応外です。)
新しい入れ歯がお口の中に入るまで
入れ歯は人工物です。どんなに精密の作っても。最初からお口にぴったり合うことはありません。まずは、仮の入れ歯をはめてお口を動かし痛いところやあたるところがないか、スムーズに動かせるか、人工歯の並び方やかみ合わせは大丈夫か等、様々なチェックをしてこれで大丈夫となってから本義歯(入れ歯)を作ります。
新しい入れ歯が完成した後も、不具合があればそれを修正しながらお口にぴったりの入れ歯に仕上げていきます。
義歯の適切な取り扱い方
入れ歯の入れ始めは、食べにくかったり、話しにくかったりしますが、少しずつ慣れてきます。
また、入れて痛むときは、遠慮せずに歯科医師にご相談下さい。お口の状態に合わせてかみ合わせの調整をします。
入れ歯を清潔に維持する
「ピカッシュ」導入
入れ歯には汚れがつきやすく、毎日のお手入れをおろそかにするとカビの棲みかになってしまいます。
カビが付着した入れ歯は、粘膜に炎症を起こすほか、肺炎などの病気の原因になることもあり注意が必要です。
足立歯科では、入れ歯の「洗浄」+「抗菌」を行う機械「ピカッシュ」を導入しました。
入れ歯を機械に入れることでぬめりや臭いを取り除き、さらに銀イオンコーティングによってカビの発生を抑制することができます。
※詳しくはお気軽にスタッフにお尋ねください。
入れ歯が合わない時
入れ歯が合わないときは、調整することができます。
時間が経つうちに顎の骨の衰えや歯肉が痩せるなどして、最初お口にぴったりだった入れ歯も合わなくなってくることがあります。
そのまま使い続けると、床と歯肉との隙間に食べ物が挟まって痛んだり、噛んだり話したりすることで入れ歯が動き、しょうが当たった粘膜に炎症が起きて痛みます。
ティッシュコンディショナーについて
入れ歯が合わなくなってきたら、歯肉と接する症の裏側部分にあたりを和らげる材料(ティッシュコンディショナー)を用いて、粘膜を保護する処置をします。
その調整のことをティッシュコンディショニング(粘膜調整)といいます。